宮入小左衛門行平:太刀
刀匠 : 宮入小左衛門行平
 銘 : (表)宮入小左衛門行平
種別 : 太刀
刃長 : 86.4cm
反り : 2.8cm
この作品は一般的な鎬造りではなく、宮入刀匠独自の新しい太刀姿をしています。極めて大振りで幅広く、力強さにあふれた造形です。鉄の鍛えは、極めて小模様の板目状であり、その透明度は、あたかも澄み切った湖の底の覗くような美しさです。リズムある波状の刃文はやわらかく、独特の姿によく合い覇気と気品に溢れています。

Swordsmith

刀匠紹介

刀匠写真

宮入小左衛門行平

Miyairi Kozaemon Yukihira

本名 宮入恵

1957年
人間国宝 故宮入行平の次男として長野県坂城町に生まれる

1977年
宮入行平に師事。後に藤安将平師に師事

1982年
文化庁から美術刀剣類制作承認を受ける

1983年
新作名刀展に初出品 努力賞

1984年
新作名刀展 努力賞

1985年
新作名刀展 努力賞

1986年
新作名刀展 優秀賞

1987年
新作名刀展 努力賞

1988年
新作名刀展 努力賞

1989年
新作名刀展 努力賞

1990年
新作名刀展 寒山賞(特賞)

1991年
新作名刀展 毎日新聞社賞(特賞)

1992年
新作刀展覧会 優秀賞

1993年
新作刀展覧会 高松宮賞(特賞/最高賞)

1994年
新作刀展覧会 入選

1995年
新作刀展覧会 高松宮賞(特賞/最高賞)
「宮入恵・鉄の道具展」を開催(長野市)

1996年
新作刀展覧会 高松宮賞(特賞/最高賞)
刀匠名を小左衛門行平に改める

1997年
全日本刀匠会理事に就任
新作刀展覧会 優秀賞

1998年
新作刀展覧会 高松宮賞(特賞/最高賞)

1999年
新作刀展覧会 高松宮賞(特賞/最高賞)

2000年
新作刀展覧会 高松宮賞(特賞/最高賞)
財団法人日本美術刀剣保存協会から新作刀展覧会無鑑査の認定を受ける

2003年
坂城町無形文化財(工芸技術)に指定される

2005年
全日本刀匠会常務理事に就任

2006年
宮入鍛刀道場傳習館を開設

2007年
第二回お守り刀展覧会 外装の部 第7席 新日本八幡製鐵所賞

2008年
第三回お守り刀展覧会 刀身の部 招待出品
同 外装の部 第6席 岐阜県関刃物産業連合会長賞

2009年
公益財団法人日本刀文化振興協会専務理事に就任
第四回お守り刀展覧会 刀身の部 主催者出品
同 外装の部 第5席 NBS長野放送賞

2010年
全日本刀匠会副会長に就任
「祈りのかたち・宮入小左衛門行平展」を開催(日本橋高島屋本店)
「第一回 新作日本刀・刀職技術展覧会」を主催(大倉集古館)経済産業省 文化庁後援
審査員及び主催者出品

2011年
「炎に祈る・宮入小左衛門行平展」を開催(十日町市星と森の詩美術館)
第二回 新作日本刀・刀職技術展覧会 招待出品
第六回お守り刀展覧会 刀身の部 主催者招待出品
同 外装の部 第1席 特賞・長野県知事賞

2012年
第三回新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会 審査員
第七回お守り刀展覧会 外装の部 第1席 特賞・熊本県賞

2013年
第四回新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会 審査員
全日本刀匠会副会長(会長代理)に就任
第八回お守り刀展覧会 総合の部 第1席 特賞・文部科学大臣賞(最高賞)
同 刀身の部 第1席 特賞・岡山県知事賞
同 外装の部 第1席 特賞・長野県知事賞

2014年
第五回新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会 審査員
第九回お守り刀展覧会 審査員招待出品

2015年
第六回新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会 審査員

2016年
第七回新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会 審査員
第十一回お守り刀展覧会 招待出品 特別賞 日立金属賞

2017年
第八回新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会 審査員
第十二回お守り刀展覧会 招待出品

2018年
第九回新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会 審査員
第十三回お守り刀展覧会 招待出品

2019年
全日本刀匠会会長就任
平成の名工・名刀展準大賞

2022年
全日本刀匠会会長再任
令和の名工・名刀展準大賞