吉原國家:太刀
刀匠 : 吉原國家
 銘 : (表)武蔵住國家作
種別 : 太刀
刃長 : 77.8cm
反り : 3.0cm
國家刀匠の作品は、千年経った後にも彼の作品と分かる刀作りを目指しています。幼少より、祖父を手伝いながら家事仕事に勤しむ鍛冶の名人です。この作品は、力強く整った地鉄に、反りを高くし、華やかな重花丁子乱れの刃文を焼いた堂々とした太刀姿を再現してます。第3回新作日本刀研磨 外装 刀職技術展覧会審査員出品作品。

Swordsmith

刀匠紹介

吉原國家

Kuniie Yoshihara

本名 吉原荘二

1945年
2月17日吉原将博(2代目國家)次男として世田谷区で生まれる

1957年
葛飾区立住吉小学校卒 初代國家の手伝いを始める

1963年
東京都立向島工業高等学校機械課卒業 本格的に修行を始める

1965年
文化庁より作刀承認を受ける

1966年
新作名刀展に初出品 努力賞を受賞

1970年
伊勢神宮第60回式年遷宮御神宝太刀を製作奉仕

1971年
新作名刀展 毎日新聞社賞

1072年
新作名刀展 日本美術刀剣保存協会名誉会長賞

1973年
新作名刀展 文化庁長官賞

1974年
新作名刀展 文化庁長官賞

1975年
新作名刀展 毎日新聞社賞

1976年
新作名刀展 日本美術刀剣保存協会名誉会長賞

1977年
新作名刀展 文化庁長官賞

1978年
新作名刀展 寒山賞

1979年
新作名刀展 奨励賞

1980年
新作名刀展 毎日新聞社賞。
国際交流基金日本刀普及派遣員として米国ダラスにて作刀実演

1981年
第17回新作名刀展特賞(薫山賞) 
タタラ養成員指導講師委嘱
ABNAの招待で米国にて作刀実演

1982年
財団法人日本美術刀剣保存協会から新作名刀展無鑑査の認定を受ける
刀匠銘(3代目國家)を襲名

1983年
作刀技術保存実地研修会開始により講師を委嘱

1984年
全日本刀匠会理事に就任

1985年
伊勢神宮第61回式年遷宮御神宝太刀を製作奉仕

1988年
文化庁美術刀剣刀匠技術保存研修会開始により講師を委嘱

1989年
伊勢神宮第61回式年遷宮御神宝鉾を製作奉仕

1990年
全日本刀匠会常務理事に就任

1991年
刀剣研磨外装技術研修会、鍛冶研ぎ講師を委嘱

1994年
埼玉県立博物館に国宝短刀の複製を製作納品

1997年
新作刀展覧会の審査員を委嘱。
靖国神社にて作刀実演、短刀を製作奉納。
全日本刀匠会副会長に就任

1998年
葛飾区指定無形文化財に認定される

1999年
靖国神社にて作刀実演

2003年
映画「ラストサムライ」に刀鍛冶として出演

2006年
伊勢神宮第62回式年遷宮御神宝太刀を製作奉仕

2008年
東京都指定無形文化財に認定
全日本刀匠会会長に就任
一般財団法人日本刀文化振興協会理事に就任
第三回お守り刀展覧会 招待出品

2009年
伊勢神宮第62回式年遷宮御神宝鉾を製作奉仕
公益財団法人日本刀文化振興協会理事
第四回お守り刀展覧会 主催者出品

2010年
第一回新作日本刀・刀職技術展覧会 審査員・主催者出品
第五回お守り刀展覧会 特別賞 日立金属賞(最高賞)

2011年
第二回新作日本刀・刀職技術展覧会 審査員
第六回お守り刀展覧会 審査員・招待出品

2012年
第三回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会 審査員
第七回お守り刀展覧会 審査員・主催者招待出品
日本橋高島屋にて個展開催
横綱日馬富士関の太刀を製作

2013年
全日本刀匠会会長退任 全日本刀匠会顧問に就任 
第四回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会 審査員
第八回お守り刀展覧会 主催者招待出品
特別賞 日立金属賞(最高賞)2度目の受賞

2014年
第五回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会 審査員
第九回お守り刀展覧会 招待出品

2015年
第六回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会 審査員
第十回お守り刀展覧会 審査員・招待出品

2016年
第七回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会 審査員
第十一回お守り刀展覧会 招待出品

2017年
第八回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会 審査員
第十二回お守り刀展覧会 招待出品

2018年
第九回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会 審査員
公益財団法人日本刀文化振興協会『日本刀名匠(作刀)』認定
文化庁創立50周年記念文部科学大臣表彰

2019年
平成の名刀・名工展 名工に選定
公益財団法人日本刀文化振興協会理事長就任