刃長29.0センチ

(表)宗正親

(裏)平成二十九年八月

この短刀は、師伝源清麿に倣う強い沸が付いて、刃文は大きく乱れ、地鉄は大板目です。その大板目の地鉄は、刃文と絡んでいて刃中に砂流しや金筋と言われる、刃と平行に表れる景色となって、それが一層の力強さとなり、迫力満点の短刀に仕上がっています。拵は黒蠟色塗のシンプルな合口拵となっています。

黒蠟色塗合口拵